🩺 この1週間で体調不良が増えています
ここ数日、現場で インフルエンザ・めまい・風邪症状 などによる体調不良が相次いでいます。
季節の変わり目で朝晩の寒暖差が大きく、体に負担がかかりやすい時期です。
こうした気温の変化は、私たちの体を支える 「自律神経」 に大きなストレスを与え、体調不良を引き起こす原因になります。
🌡 なぜ温度差で自律神経が乱れるのか
私たちの体は、体温を36〜37℃前後に保つようにできています。
この体温調整を行っているのが「自律神経」です。
自律神経には、
交感神経(活動モード:体温を上げる・血圧を上げる)
副交感神経(休息モード:体温を下げる・リラックスさせる)
の2つがあり、体はこの2つのバランスを取りながら一日を過ごしています。
しかし、朝と昼・昼と夜の気温差が大きい日が続くと、
体は「暑い」「寒い」を何度も切り替えなければなりません。
このとき、自律神経はまるで “エアコンを一日中ON・OFFを繰り返している状態” になります。
エアコンも頻繁にスイッチを入れたり切ったりするとモーターが疲れて故障してしまうように、
自律神経も何度も切り替えを強いられると“オーバーヒート”してしまいます。
そうなると、体の調整がうまくいかず、
だるさ(血流の滞り)
めまい・立ちくらみ(血圧の変動)
頭痛(血管の収縮・拡張の乱れ)
食欲低下(胃腸の働きの低下)
寝つきの悪さ(交感神経が優位なまま夜を迎える)
といった不調が起こりやすくなります。
つまり、気温差が大きい時期は「体のエアコン=自律神経」が疲れやすい季節。
だからこそ、体を冷やさず温めすぎず、上手に“温度の調整”をしてあげることが大切です。
🧼 日常でできる体調管理のポイント
①寝るときの「温度調節」
寝室が寒すぎたり乾燥していると、夜中に目が覚めたり喉を痛める原因になります。
寝るときは 室温18〜20℃前後、湿度50〜60%程度 を目安に。
エアコンや加湿器のタイマーを活用して、快適な睡眠環境を整えることで、自律神経のリズムも安定しやすくなります。
②マスク・手指消毒の徹底
マスクは「感染予防」だけでなく、「喉の乾燥防止」にも効果的です。
現場や人の集まる場所では、咳エチケットと手指消毒 を習慣にしましょう。
特に休憩後・食事前・帰社時の手洗い・消毒を忘れずに。
③帰宅時の「うがい・手洗い」
家に帰ったらまず「手洗い・うがい」。
イソジンなどのうがい薬を使うことで、のどの殺菌・保湿にも効果があります。
外から帰ったタイミングでしっかりリセットすることが、感染予防の基本です。
☀️ 「安全」は健康から始まる
体調がすぐれないと、判断力や集中力が低下し、事故やトラブルの原因にもなります。
無理をせず、少しでも異変を感じたら 早めの報告・休養 を心がけましょう。
お互いに声をかけ合い、現場全体で体調を守っていくことが大切です。
💬 最後に
「自分は大丈夫」と思っている時こそ、体は疲れていることがあります。
休むことも“仕事の一部”。
健康を守ることが、お客様や仲間へのいちばんの安心につながります。
この時期は、いつもより少しだけ、自分の体をいたわってあげてください。
株式会社カノン・エージェンシー
代表取締役 青木 淳