カノン・タイムズ【2025年9月号】
2025年9月度のカノン・タイムズを発行致しました。弊社では、全従業員の安全運転や交通ルールなどを意識を向上させるために、毎月社員が持ち回り制でそれぞれ意識してもらいたいテーマを考え、発行しております。このカノン・タイムズは給与明細とともに、社内向けとして、全従業員に送っております。
原本の掲載は、個人情報やプライバシーの観点から差し控えさせていただきますが、概要を下記の通り公開いたします。
【カノン・タイムズ2025年9月号の概要】
現場で起きる事故の多くは、意外にも「低速時」に集中しています。実際に、時速20km/h以下での事故が全体の約6割、さらに10km/h以下に限っても約4割を占めています。低速だから大丈夫だろう、という思い込みが、実は大きな落とし穴になっているのです。
特に注意が必要なのは、交差点での右直や出会い頭、渋滞中の漫然運転や割込み対応、駐車場や停車後の発進、そして後退時です。これらはいずれも死角が多く、ほんの一瞬の確認不足が重大事故につながりかねません。
だからこそ、低速で走っているときほど「前方注視」を忘れず、「一呼吸おいてから動かす」、ひいては「車間は余裕を持つ」「必ず目視で死角を確認する」ことが欠かせません。特に子どもや歩行者が関わる送迎の現場では、わたしたち一人ひとりのその一呼吸が、大切な命を守ることにつながります。
結局のところ「安全な速度」など存在しません。低速時こそ事故は起きる。その事実を心に刻み、日々の運転に活かしていただきたいと思います。
伊藤 ひろみ